"文学少女"と死にたがりの道化
面白かった。
第1印象は学園恋愛ものかと思ってたんだけど、違った。
小説を読んで、それを食べるという文学少女。
小説を書いて、賞を取り、いつも一緒にいた彼女を死に追いやってしまったことを悔やむ少年。
設定はいいと思う。
ただ、登場人物の中にちょっと”壊れた”人が多かったのが気になるといえば気になるが。
文学少女の設定はコミカルなんだけど、中身はとてもシリアス。
肉体的というより精神的な部分でグッとくる感じかな。
なんか言葉にしにくいけど。
何もないところで躓くような女の子が実はネタバレでネタバレだったとか、
実は手紙はネタバレさんのものだったとか、
いろいろと予想を裏切る展開だったのも良かった。
太宰治を取り上げたのも良かったかな。
ただ、自分はあの作品あんまり好きじゃないんだけどね。
面白さ:★★★★☆
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