2007年5月 3日 (木)

タクティカルジャッジメント9

Photo_16 被告人・山鹿善行

タクジャジシリーズ9作目。SSをあわせると12作目かな。このぐらいになるとネタギレの心配が出てくるんだけど、このシリーズは大丈夫なのかな?

まぁ、感想。面白かった。

善行の饒舌が相変わらずなのもあるけど、それ以上に話の流れ。最後の最後でまさか真相がネタバレだったとは。

若干締めが力押しな気がしないでもないけど、それでも満足いく内容だった。
裁判とか興味ない人でも、是非このシリーズは読んでもらいたい。
たぶん弁護士のこと勘違いするから(笑

面白さ:★★★★☆

タクティカル・ジャッジメント〈9〉被告人・山鹿善行 Book タクティカル・ジャッジメント〈9〉被告人・山鹿善行

著者:師走 トオル
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2007年3月31日 (土)

かくてアダムの死を禁ず 夜想譚グリモアリスⅠ

Photoゴスロリ、ツンデレ、妹、謎(?)

正直に言うとね、絵を見ただけで買ったわ。てかね、なんか絵がミステリーっぽいのが結構好きだったりする。今回も同じ。絵を書いてる人初めは誰か知らなかったけど、どうやら「CROSS†CHANNEL」の原画の人らしい。他にもⅨ(ノウェム)とかの挿絵も描いてるらしいけど。

ミステリーだった。「麗しのシャーロットに捧ぐ」といいどうしたんだろう、最近のミステリー文庫は・・・。以前はどう考えたってミステリーなんて名前は飾りだったのに。ネコのおとでLOVE寄せとかいう言葉もあったぐらいなのに(笑

でも、この作品ミステリー色も強いけど、他の部分で笑える点がある。
まぁ、簡単にいうと主人公が周りからバカにされたり、からかわれたり、気持ち悪がられたりするところ。見てるだけ(読んでるだけ?)で同情してしまう。なんというか、シスコンやロリコンがかわいそうに思えてくる。まぁ、俺には関係ないことだけど、たぶん。

ギャグ小説じゃないはずだけど、なんか笑えるよ。

面白さ:★★★★(4.0)

かくてアダムの死を禁ず Book かくてアダムの死を禁ず

著者:海冬 レイジ
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2006年12月24日 (日)

ネコのおと

Photo_35 富士見ミスが誇る究極のリレー小説だ!!

ってぐらい面白い。いや、ほんと機会があれば是非読んで欲しい。

まず、出だしは普通・・・というか、「何このエロラノベ?」的な感じから始まったんだけど、第3話以降の流れがもう傑作。

流れ的に言うと、

第1話:まぁ、普通の出だし。ただし最後まで読むと分かるけど、こいつこんなとこで出てたのか的なノリがね、すごい。
第2話:ある意味一番無難につなげた人・・・
第3話:ここから急展開
第4話:ある意味このキャラにしてこいつありか、見たいな感じ
第5話:ここから流れがおかしくなってきて・・・
第6話:ある意味ここがもっとも傑作。ちょ、ネタバレネタバレを殺っていいのかよ!!
第7話:ここまでまとめきれるってスゲー

って感じ。一読の価値あり。

もしかしたら、これを書いてる作家の作品を読んどいたほうがいいかも。特にまぶらほとかね。個人的には山鹿のラブ寄せに笑ったが。

評価:★★★★☆

ネコのおと―リレーノベル・ラブバージョン Book ネコのおと―リレーノベル・ラブバージョン

著者:新井 輝,水城 正太郎,師走 トオル,田代 裕彦,築地 俊彦,吉田 茄矢
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2006年11月21日 (火)

マルタ・サギーは探偵ですか?3

Photo_20 マルタ・サギーシリーズ長編3作目。

バーチの変装はピカイチ?

徐々にカードバトルが本格化しつつある長編3作目。相変わらず話の流れがうまい。「バーチとの対決→謎のカード使いの乱入→解決」という流れのもって行きかたが非常に上手。心地良く読むことが出来る。さらに毎度のことではあるけど、ラストもきちんと終わらせている。

今回は、バーチとマルタのあれこれよりもリッツとマルタとのやり取りが見所だったかな。バーチとマルタが日本にいくとこもまぁ、面白いんだけどね。女子高生姿のバーチ。うーん、基がマリアンナさんだったらさぞ美人だったんだろうけど、残念。

何気にアウレカが長編で毎回でてきているような気がするけど、まさかラストのラストはアウレカとのストラグルというオチじゃないよね?そうなったとしたら、どんな毒舌バトルしながらのバトルになるんだか・・・

面白さ:★★★★☆

Book マルタ・サギーは探偵ですか?〈3〉ニッポンのドクトル・バーチ

著者:野梨原 花南
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