2007年5月22日 (火)

"文学少女"と死にたがりの道化

Img_0002_1 面白かった。
第1印象は学園恋愛ものかと思ってたんだけど、違った。

小説を読んで、それを食べるという文学少女。
小説を書いて、賞を取り、いつも一緒にいた彼女を死に追いやってしまったことを悔やむ少年。
設定はいいと思う。

ただ、登場人物の中にちょっと”壊れた”人が多かったのが気になるといえば気になるが。

文学少女の設定はコミカルなんだけど、中身はとてもシリアス。
肉体的というより精神的な部分でグッとくる感じかな。
なんか言葉にしにくいけど。

何もないところで躓くような女の子が実はネタバレでネタバレだったとか、
実は手紙はネタバレさんのものだったとか、
いろいろと予想を裏切る展開だったのも良かった。

太宰治を取り上げたのも良かったかな。
ただ、自分はあの作品あんまり好きじゃないんだけどね。

面白さ:★★★★☆

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2007年5月15日 (火)

学校の階段4

Img_0004 シリーズ中(1~4巻)で一番面白かった。

三枝が階段部を退部を宣言し、階段部の面々がそれを阻止するために1人1人勝負をしていくという話。

もちろん、自分が気に入ってる言葉はこれ↓

三枝「神庭、お前も絶望しろよ

三枝っていったら今まで地味な活躍しかしてなかった気がしたのに、いきなりの変化にびっくり。各人が勝負するたびに三枝のデータの偉大さを理解していたけど、まさに縁の下の力持ち的存在だよなぁ。

ラストはやはりすっきり。
学校の階段シリーズでは縁が遠かった恋愛話も登場してるし。

でも、なんで表紙がこの人・・・

面白さ:★★★★☆

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2007年3月29日 (木)

学校の階段2

2陸上部vs階段部

いきなり美冬姉さんが巻頭カラーですかい。いや、まぁいいんだけどね。こう絵がさぁ、テニスのウェアの上にコートを羽織っててなんともいえない格好だよね?しかもスカート短いのにオーバーニーだし(笑

第1巻同様になんかツボにはまったのが筋肉部。てか、筋肉について書き過ぎじゃないか、やたらと筋肉の種類について詳しく書いてあるんだけど・・・

第2巻は第1巻では明かされなかった階段部設立のきっかけが描かれてる。まぁ、無難な仕上がり。ただ、よくも悪くもなく普通。なんかいろんな部分をはぐらかされてる気がするし。

結構題名とか中身とかギャグで攻めるラノベかと思ってたけど、意外とギャグは少ないんだよなぁ。てか、完全ギャグに徹してるのって筋肉部だけなんじゃ?
まあでもそれはそれで面白いんだけど。

そういえば、学校の階段が実写映画化するみたいなことが書いてあったけど、筋肉部は再現されるのだろうか?

面白さ:★★★(3.0)

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学校の階段

1ビバ!青春の無駄足

学校の階段をひたすら走るだけという部活、階段部。まずこの発想が出てくるところがすごいな。なんというかアイディアの勝利。

でも、個人的に一番つぼにはまったのが筋肉部。ひたすら筋肉を磨き上げる部活って一体・・・階段部もさることながら、こっちもある意味すごい。もし階段部でなく、筋肉部がメインだったら「学校の筋肉(意味不明)」になってたのかな?(笑

ただ、弱点はある意味そこ。筋肉部とか出してギャグにも走ってるし、意外とシリアスな展開もしてるけど、どっちも中途半端な印象。さらに1巻だからか、レース自体は普通。

まぁ、でもノリノリで読めるので結構面白かったかな。

面白さ:★★★(3.0)

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